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2016年3月17日 (木)

グリコ・チョコレイト・パラシュート

 「ジャンケンポン」。近くの公園で親子が階段を使って遊んでいた。
「グー」で勝ったらグリコで三段降り、「チョキ」で勝ったらチヨコレイトで六段降り、「パー」で勝ったらパラシュートで
五段降りる。あれれ「パイナツプル」ではなく、「パラシュート」。新しい言葉に出会う。階段の一番下まで早く到着したのは、子ども。この遊びは数人でジャンケンをして勝ったしるしに応じて「グリコ・チヨコレイト・パイナツプル」と進み、目的の所まで早く行って帰る遊びである。懐かしくもあり、今でも学校帰りに子ども達はこの遊びをしているのを見かける。降りる遊びなので「パラシュート」?とはすごい発想。「グー」でグリコ三歩、「チョキ」でチヨコレイト六歩、「パー」でパイナツプル六歩で遊んでいた私の子ども時代、チョキとパーは何故同じ六歩なのか不思議だった。同数のチョキ・パーに対抗して、グーを「グリコのおまけ」と七歩進んだ友達もいた。
      散歩の途中、親子の楽しい遊びに出会って嬉しい気持ちになった。

2015年9月 1日 (火)

二つのあやとり

 今年の夏は、二つのあやとりとの出会いがありました。その一つは「あやとりさま」です。今年の3月にポプラ社より嬉しいお手紙をいただきました。  

 「今、小学生の間にあやとりブームが巻き起こっているようでして、一説には「妖怪ウオッチ」に登場する「あやとりさま」というキャラクターの影響とか・・・!?」1巻の「ひとりあやとり」に至っては毎月の重版となっています。」

 妖怪ウオッチの「あやとりさま」にびっくりしました。連絡いただいて始めて知ったのです。園等で「ゲラゲラポー」「ヨーでる、ヨーでる」のダンスを踊っている子がいて時々真似て踊ることや、ジバニャンの名前だけは知っていました。でも「妖怪ウオッチ」がなんであるのか「あやとりさま」が何なのか全く知らずこの夏休み迄過ごしていました。しかし、三人の小学生の孫の登場で、一気に興味を持つこととなりました。

 「あやとりさまって知ってるー!」
 「知ってる、知ってる、とても強くて簡単には倒せないんだよ」

 孫の話によると、「あやとりさま」はアミダの極楽のボスだそうです。これを聞いただけでは何のことやら、そこでネット検索するとキャクターからメダルのことまで山のように出てきました。そして、「あやとりさま」のメダルがあると知り欲しくなりました。
 8月中頃東京駅地下の東京一番街に行き、妖怪メダル2枚入りのメダルバスターズ2セットを購入。残念ながら「あやとりさま」は入っていませんでした。そうですよね。昔の野球カード集めにそっくり。この方法は今でも同じですね。
 簡単には手に入らないとを知りネット検索で見つけ「あやとりさま」を普通に買うのと同じ位の値段で2個も手に入れました。こんなに簡単に手に入ると思っていなかったので、びっくりしました。今の時代ならではですね。「ヤッター!あやとりさまゲット」
「妖怪ウオッチ」については、今後もじっくり見て行きたいと思っています。

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 もう一つは「あやとり観音」です。8月初旬に友人の要請で宮城県登米市石越公民館で「ありんこさんと遊ぶ会」(5回目)をしてきました。
 前に出会った子ども達は「ビーリング、新聞遊び、面白かったねー」等や、心友会の
お年寄りに「これからも元気で子どものために頑張って下さいね」と励ましの言葉をいた
だきました。ビーリング(有木命名)とは、食べ終わったこんにゃくゼリーのケースに、
ビー玉を入れてカーリングのように投げて遊びます。作り方も、遊び方も色々です。
 この遊びの会が始まるまで時間があったので予てから行きたかった「石の森章太郎記念館・生家」を訪ねました。第50回特別企画展「漫画家による仏の世界展」が開館15周年記念として同時開催していました。中に入ると古今東西有名な漫画家達が、おもいおもいに腕を揮っていました。赤塚不二夫氏は「レレレ千手観音」蓮の花の上に立ち、手には掃除用具やおでんなど、おもわず笑ってしまいました。と目をやっていると、なんと「あやとり観音」が目に飛び込んできました。座した観音様に手が6本、胸の前と顔の前と頭の上に両手で「あやとり」を作っていました。これはまるで3人羽織?「あやとり遊び」に使えると直感。この作者はウノ・カマキリさん。画の下にはプロフィールとメッセージが書いてあり、メッセージがとても印象に残ったので紹介させていただきます。

「人は自然に恵みをもらい、いろいろな人に支えられて生きています。自然界も人間の世界も複雑に絡んで見える糸を丁寧に紐解いてみると、一本の輪になるはずです。あやとりのように形は変化していきますが、もともとは一本の輪でできているのではないでしょうか。そう思うと、世界の平和とは「平輪」のことなのですね」

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宇宙・繋がり・共生「あやとり」から見る世界観、「観音様」から見る世界観のコラボ。さすがですね。特に「二人あやとり」をしている時に、もっと手があったら・・・と何度思ったことでしょう。
 
 8月は二つのあやとりに出会い心が躍りました。皆様は何に出会いましたか?

2015年8月18日 (火)

伝承遊びの研究1「いろいろあそび」

  戦後の混乱期にあった子ども達は、物を使わずに身体一つで異年齢男女問わず小さな弟や妹の世話をしながら「いろいろ遊び」に夢中になりました。私が小学生時代(昭和23年~29年)に近所の子どもたちと遊んだいろいろあそびと、その後に生まれた(昭和30年~40年)いろいろあそびを紹介します。
  いろいろあそびは、低・中学年の時にあらゆる運動機能を使い、身体の基礎をはぐくんだ遊びのエキスだったと感じています。現代では、「こーとろことろ」以外は殆ど伝承されていませんが、どの遊びを選んでも楽しいので今後もあらゆる機会を通じて伝承していきたいと思っています。

1「いろいろあそび」とは
親と鬼と子の役割で行われる少人数の遊びの総称で、一つ一つの遊び
の名称は下記の通りです。

「ことろ鬼」ことろことろ、どの子をとーろ
「あひるの足とっかえ」別名は「パトロール」
「お店やさん」(八百屋、花屋、魚屋さんなど)
「井戸くみ」
「髪洗い」
「お人形さん」
「七・五・三」と「五重の塔(50の10)」馬跳び遊び
「あひるの郵便屋さん」別名は「あひるの散歩」
「カンナ」
「ぶたのこまぎれ」別名は「ぶたのまるやき」
「りんごの皮むき」
「電信柱」別名は「電線」
「セーキ」
「けつぴん」
「お風呂」
「反対信号」
「何歩何歩」
「どんけつ」
「大砲」
「波跳び天国」
「牛殺し」別名は「べんじょ」
「食べるおじぞうさん」
「おじぞうさん」
「きゅうきゅうしゃ」
「かかし」
「時計」

2「いろいろ遊び」の特徴
1、遊びの途中で、何人かアウトの子がでたら、いつでもやめることが  
  出来ます。
2、同じ遊びを続けてする事は できません。
3、鬼は、子になり、子は一つでも順位をあげ、親はいつまでも親に、と頑張る遊びです。
4、鬼は、一人もアウトにできない時は 次の遊びを宣言できます。
  遊びのスタートはいつも親から始まります。

3「いろいろあそび」の始まり方
例えば、子どものこんな言葉で始まります。
子ども1:「いろいろあそびするもの よっといで」
他の子どもたち:「入れて」
子ども1:「いいよ」   
集まった仲間(6人)でジャンケンをします。
一番勝った人が親になります。二番目に勝った人は子の1に、順に子の2、子の3、子の4、一番負けた人が鬼となります。
こうして一人ひとりに名前(役割)がつけられます。
鬼は「いろいろあそび」の中から、何のあそびをするか決めます。

例えば「ことろ鬼」を選んだ場合で説明しましょう。

4「ことろ鬼」の遊び方
1)鬼は「ことろ鬼」と唱えます。
2)鬼以外は親、子の1・・・子の4の順に親の後ろに一列に並びます。
3)子は前の人の背につかまります。
4)鬼と親がお互いに向かい合って問答が始まります。

鬼「こーとろ ことろ」
親「どの子を ことろ」
鬼「一番後ろのあのこを ことろ」
親「とるなら とってみろー」

5)この言葉を言い終わった瞬間に 鬼は一番後ろの子(子の4)を捕まえます。
  親はそうはさせじと両手を広げて、鬼の前にたちはだかり一番後ろの子が捕まらないようにします。
  もし捕まったら(アウト)抜けて待っています。
  鬼はこれで終わりにしたい時は「終わりー」まだ続けたい時は「こーとろことろ」と唱えて遊びを続けます。
  子の3まで捕まえて、鬼はこの遊びを終りにしたいとを告げたら終了します。
  捕まった2人(アウト)は ジャンケンをし、負けた人が次の鬼となります。
  勝った人が子の4になり、鬼は子の3になります。
  新しく鬼になった人は、上記1にある「いろいろあそび」の中から一つ好きな遊びを選んで遊びを続けます。
  こうして次から次へと遊びが際限なく続き、暗くなったり用があって人数が少なくなってきたら、
  他の遊び(石蹴り・鬼ごっこ等)に変えたりします。

*参考資料                      
「子どもの喜ぶ伝承集団ゲーム集」黎明書房 有木昭久著 

57回 ありんこと遊ぶかい

講師:有木昭久
日時:2015年5月28日(木)
場所:さぎぬま幼稚園ホール  
参加人数:20人(幼稚園・子どもに関わる仕事をしている人)
テーマ:昭和25年から40年の子ども(東京都品川区の低・中学年)の伝承遊び」
遊びの内容(実技)
「渦巻き鬼」と「いろいろあそび」

*「いろいろあそび」とは、親と鬼と子の役割で行われる少人数の遊びの総称で、
 一つ一つの遊びの名称は下記の通りです。

「ことろ鬼」
「あひるの足とっかえ」別名は「パトロール」
「お店やさん」
「井戸くみ」
「髪洗い」
「お人形さん」
「七・五・三」と「五重の塔(50の10)」
「あひるの郵便屋さん」別名は「あひるの散歩」
「カンナ」
「ぶたのこまぎれ」別名は「ぶたのまるやき」
「りんごの皮むき」

皆さんは子どもの頃に、上記にあげた遊びをしましたか?
したことがない方は、どんな遊びか想像・創造してみませんか?

2015年8月 1日 (土)

ジャンケンことば

 「ジャンケンポン」「ジャラケツホイ」「チッケッタ」「ジャンケンポックリゲタブタノケツ」「インジャンホイ」「イーカンツー」等各地で様々なジャヤンケンが行われています。これらのジャンケンは、TV等の影響を受けて生まれました。そのうちの4点を紹介しましょう。

ナッチョコジャンケン

<ジャンケンことば>
「ナッチョコ、ジャムッチョ、カフェッチョ、ホイ」

<遊び方>
2人で向かい合い「ナッチョコ、ジャムッチョ、カフェッチョ」と言いながら両手をグーにして胸の前で3回交差させて、ホイで片方の手を前に出してジャンケンをします。「あいこ」の時は、「あたりがでたら、もういっちょ」と言って再度ジャンケンをします。あいこのポーズはありません。

<ナッチョコジャンケンの背景>
 ナッチョコとは1980年(昭和55年)森永乳業より発売されたアイスクリームの商品名です。ナッチョコはバニラアイスにナッツをまぶしたチョコレートがコーティングされたアイスバーで、他にもジャムンチョとカフェッチョがありました。ジャムンチョはバニラアイスにチョコレートがコーティングされて、バニラアイスの中にはとろりとしたイチゴソースが入っていました。アイスの商品名はジャムンチョですが、子供達がジャンケンをするときは、「ジャムンチョ」ではなく「ジャムッチョ」と言っていました。「ナッチョコ、ジャムッチョ、カフェッチョ」と韻を3回繰り返した方がテンポ良くジャンケンができます。またこのアイスバーには当たりくじも付いていて、当たりが出るともう一本もらえて子どもに大人気でした。あいこのときは「もういっちょ」とここでも韻を踏む言葉を、子供達はアレンジしています。大人よりも子供の方がうまいネーミングを思いつきます。

<取材場所>
1981年(56年)頃より目黒区緑ヶ丘の小学生の間でこのジャンケンが流行っていました。現在は余りみかけません。

<参考資料>
http://www.morinagamilk-ice.jp/pc/history/index.html


ゴキブリジャンケン

<ジャンケンことば>
「ゴキブリ、ホイホイ、どっちひくの」

<遊び方1>
2人で向かい合って、リズムに合わせながら最初の「ホイ」で、右手を出しジャンケンをします。次の「ホイ」で左手を出して、ジャンケンをします。両方の手を出したまま「どっちひくの」の「の」で、どちらかの手を引っ込め、残った手の形で勝負が決まります。「あいこ」の時は「あいこで・ホイホイ・どっちひくの」と続けます。

<遊び方2>
「ジャンケン、ホイホイ、どっちひくの」で、勝負がついたところから続けて次のジャンケンが始まります。ジャンケンに勝った者から「ビームフラッシュ」と言って、ウルトラマンの決めポーズ(3種類ある)の中から一つを選びそのポーズをします。自分が選んだポーズを、相手もつられて同じポーズをしたならば、自分の勝ちになります。相手が違うポーズをしたら、相手にポーズをする権利が移ります。

<ゴキブリジャンケンの背景>
 ゴキブリホイホイは1973年(昭和48年)アース製薬から発売されたゴキブリ捕獲器です。ゴキブリ退治の画期的な商品で、ゴキブリに手を焼いていた主婦にとって強い味方となりました。由美かおる出演のテレビCMを見た子ども達は、いち早くジャンケン遊びに取り入れました。しかし、子供のジャンケン遊びはいつ誰が始めたかということを確認することは難しいです。テレビCMを見た子供達が影響されて自然発生的に遊びが生まれ、面白いと認識された遊びだけが広がり流行していきます。そして、テレビCMが終了して言葉の意味や動作の原点が何であったのか解らなくても面白い遊びは新しい遊びとして子供達の間で伝承されていきます。
 「ジャンケンポン」(「ジャンケンポイ」とも言う)は1回勝負の遊びですが、「ジャンケンホイホイ」(「ジャンケンポイポイ」とも言う)は、両手を出して相手の出した手と自分の出した手を一瞬のうちに判断し、どちらかの手を引っ込めて勝負を決めます。
「ジャンケンホイホイ」と両手を使うジャンケンもさることながら、ジャンケンをゴキブリに変換し、それをさらにウルトラマンの動作にまでジャンケン遊びを広げるとは、子どもは遊びの天才です。

<取材場所>                
 「ゴキブリホイホイ」は1975年(昭和50年)頃より目黒区大岡山の小学生の間で流行っていました。今は元の「ジャンケンホイホイ」に戻っています。

参考資料:
http://www.nttcom.co.jp/comzine/no030/long_seller/index.html


 みのもんたジャンケン

 <ジャンケンことば>
 3種類の言葉があります。
 「最初はグッチョマッチョ、みのもんた」
 「最初はグーではじまるみのもんた」
 「最初はグッチッチの、みのもんた」

 遊び方:
 「最初のグ・・・」の「グ」でグーの手を出し、「・・・みのもん   
 た」の「た」でジャンケンをします。「あいこ」の時は「みのもん 
 た」を繰り返し唱えます。 

 <みのもんたジャンケンの背景>
 「みのもんた」と言う名前が子供達に認識されたのはいつからだろうか?2003年(平成15年)3月28日から放送が開始されたTBS
「みのもんたの朝ズバッ!」の影響が強いと思われます。
 「最初はグーではじまるみのもんた」のジャンケン言葉を聴いたときは、ドリフターズの「最初はグー」とかぶりましたが、「グーではじまるみのもんた」と言うからには何か理由があると思い、テレビを見てみることにしました。何度か見ているうちにみのもんたが人差し指と親指でチョキを作り前に突き出す動作があり、その横にロゴのようなマークがあるのに気がつきました。よく見るとグーの文字が赤い○の中に見えました。「こ、これだー」と思わず納得でした。
 2009年(平成21年)1月16日の日記にその絵を書きました。(*イラスト参照)子どもは番組がはじまるタイトルの絵文字からこんなジャンケンを考えついたのでしょう。子どもの視点はすごいと思いました。

200901160933370_3


<取材場所>
 2008年(平成20年)12月に川崎青葉幼稚園の園児(小学生の兄に教わる)から「みのもんたジャンケン」を取材しました。現在でも時々このジャンケンは行われています。


セコジャンケン
 
 <ジャンケンことば>
 「せこせこ、にじにじ、だぶるで、ち」

 <遊び方>
2人で向かい合い、お互い手をチョキの形にして「せこ、せこ、にじ、にじ、だぶ、るで」をリズムに合わせて唱えながら6回出します。最後の「ち」でジャンケンをします。あいこの時は、再度「ち」でジャンケンをします。

<セコジャンケンの背景>
子どもによっては、「せかせか」と言って始める時もあります。
ありんこ:「誰から教えてもらったの?」
子ども:「わかんない」
ありんこ:「自分で考えたの?」
子ども:「ちがーう。でもはやっているよ」

 この出所は?「せかせかしているせこーい世の中」を批判?
それとも「世界のマグドナルド」?
 1977年(昭和52年)マグドナルドのテーマソング「世界のことばマグドナルド世界中おいしい笑顔、世界中うれしい出会い、いつだってどこだって、誰だっておいしい言葉はひとつだけ、世界のことばマグドナルド」 
世界がなんと四回もでてきます。
 これはどうだろうか?「マラソン選手の瀬古利彦」
1980年(昭和55年)幻のモスクワオリンピック(マラソン)代表。数々のマラソン大会で優勝を飾り、優勝候補の一人であったがソ連のアフガン侵攻で日本はボイコットをしました。
 瀬古選手の人気は子どもだけではなく、日本人のあこがれででもありました。出ていたら「金メダル」と私も確信していました。
「瀬古瀬古、二字二字、だぶる(W)で、ち」瀬古選手、瀬古選手
と瀬古は二文字(サインはV)いつも勝ってVICTORY。二文字を合わせるとW、なんと出身校であるWASEDAの頭文字です。
こんな推理をしてみると、ワクワクドキドキし子どものジャンケンの言葉に時代の背景を感じ、子どもの磨かれた感性に驚かされます。

<取材場所>
 1980年(昭和55年)目黒区緑ヶ丘にて小学生より取材しました。
 このジャンケンは、この地域のみだったのでしょうか。他でやっていましたらお知らせください。


2015年7月 6日 (月)

創作遊びの実践と研究報告1

 私が行っている創作遊びの実践と研究の一つに「ありんこの体力遊び」というものがあります。これは川崎青葉幼稚園で40年、さぎぬま幼稚園では23年に渡って、午前の保育の中で年長児を対象に続けてきました。
 「ありんこの体力遊び」とは、「遊び」を通して体力、気力、仲間作りを目指します。
 この「ありんこの体力遊び」をマンネリ化することなく新鮮な気持ちで長年に渡り続けられているのは、保育者と子どもたちからもらうエネルギーと毎回新しい発見があるからです。
 今回は、6月にさぎぬま幼稚園で行った「ありんこ体操」と「消えた玉」を紹介します。

————————————————————————————————

「ありんこ体操」

場所/園庭
参加人数/年長児26人

1、朝の挨拶から始まります。

ありんこ:
「ありんこ国の挨拶をします。」
「おっぱいよう、ございます。」
 動作は、「おっぱいよう、」で胸に手をあてて、
「ございます。」で万歳をする。

子どもたち:
「おっぱいよう、ございます。」ありんこの言葉と動作を真似して挨拶する。

 子どもたちの反応は、最初は何のことやら「へんなの?」と恥ずかしがります。でも遊び心のある子どもたちは、敏感にありんこの言葉(意味不明な呪文)や動作の面白さに気づきます。すると、子どもたちは元気にニコニコしながら呪文を唱え動作を真似します。
 この挨拶の呪文は、その時の雰囲気でいろいろと変化させます。「おっぱー」だけの時もあれば、「ここは、おっぱいでございます。」や「おっぱ、いようございます。」と唱えます。子どもたちは、この呪文が変わることでありんこがどんな呪文を唱えるのかとわくわくして集中します。

2、ありんこ体操をはじめます。
 唱え言葉「へーんしん」で身体を動かします。
この言葉と動作もバリエーションがいろいろあります。ここでは3つのバリエーションを紹介します。
どれも子どもたちと遊びながら創作したものです。子どもたちもありんこと一緒に身体を動かします。

ありんこ:
「へーんしん、しんしんしん!」
動作は、「へーん」で両手を右から反時計回りに一回半大きく回しながら「しん」で左に止めて、
「しんしんしん」で素早く右−左−右と動かす。この連続動作を4回繰り返す。

ありんこ:
「カラスのかあちゃん、はなくそまるめてどっこいしょ。スーパージャンプ!」
動作は、「カラスの」で両手を上にあげて万歳してから前屈した後「かあちゃん」で後屈する。
この動作を4回繰り返す。
「はな、くそ、まる、めて」で手はかいぐり(両手を胸のあたりでたぐり寄せるように回す動作)の
動作をしながら、腰を左右に振り、「どっこいしょ」で四股を右足で踏む。
「スーパージャンプ!」は両足で高く飛び上がる。
この連続動作を4回繰り返します。2回目と4回目の動作では、「どっこいしょ」の四股を左足で踏む。

ありんこ:
体操の途中で、ありんこが子どもたちに話しかける。

ありんこ:
「ありんこのおへそのボタンを押すと壊れるから、触らないで。」

子どもたち:
一人か二人はありんこのおへそに触る。

ありんこ:
「ブー」ありんこが自分で頭のスイッチを押すと動き出す。

ありんこ:
「あなたー好きよー」と言いながら、チュウをしようと子どもたちを追いかける。

子どもたち:
ありんこにキスされたくないので逃げ回る。

ありんこ:
子どもたちを追いかけながら、わざと「あなたー好きよー」とサッカーゴールのポストや木に抱きつ くと、子どもたちは大喜び。

子どもたち:
一人がありんこのお尻にタッチする。

ありんこ:
ありんこの動きがストップ。子どもたちを追いかけるのをやめる。

ありんこ:
「今、何か変なことしたかな?」

子どもたち:
「チューって、おいかけてきたよ。」

ありんこ:
「え!ありんこがそんなことしたの?おかしいな、おへそに触られると、壊れちゃうからもうおへそに触らないでね。」驚いた様子で 子どもたちに話す。

ありんこ:
「では、」次の体操を始めようとすると、何人かの子供達がありんこのおへそに触る。

ありんこ:
「触らないでって、言ったでしょう。もう〜、」ちょっと怒った振りをする。

ありんこ:
「では、スイッチオン。」ありんこが自分で頭のスイッチを押して動き出す。

ありんこ:
「こらーーーーーー」両手を上げながら子どもたちを追いかける。

ありんこ:
子どもを捕まえて、「コーラをあげましょう。お口を開けて、はい どうぞ。」飲ませてあげるポーズをする。

ありんこ:
「コラーゲンですよ。元気になりますよ。はい どうぞ。」

子どもたち:
他の子どもたちも、わざとありんこに捕まってコーラやコラーゲンを飲ませてもらう。


  子どもたちと遊んでいると、突然変な言葉が飛び出てきます。「コラーーー」「コーラ」「コラーゲン」体操から鬼ごっこが始まりいつの間にか言葉遊びに変化します。
子どもたちには解らない言葉でも、動きと雰囲気を察して遊ぶことができます。
ありんこの体力遊びは、このような準備体操(準備遊び)をしてから本題の遊びが始まります。
     

2015年6月25日 (木)

あやとり入門

「あやとり入門」有木昭久著 保育社(1981年刊行)

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 これは大人向けのあやとりの本です。表紙のカラー写真は、マクラメ糸等で作ったあやとりをニスで固めて撮影しました。本の内容は、「日本のあやとり」「中国のあやとり」「世界のあやとり」の紹介と「あやとりとその他の世界の結びつき(結び・一筆書き・魔方陣・トポロジー・ゴムとび・輪ゴム・編み物)」「あやとりの呼称」などについての解説です。

 ある時、書店で天の川のあやとりの絵とタイトルに綾とりと書かれた文庫を見つけ購入した。それは、丸谷才一著「綾とりで天の川」文春文庫(2005年5月発売 表紙カバーイラスト和田誠)だった。

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 家に帰り早速に本を開いてびっくりした。そこにはこう書かれてあったからだ。
      
「あやとり入門」といふ文庫本を大事にしてゐる。
世界のいろんな綾とりが紹介してある。
「五つ山」はエスキモー。山の出来ぐあひで占をする。
何を占ふんだらう?
「見てね」はニュー・カレドニア。菱形が二つ出来る。
「木のぼり男」はニュー・ヘブリッジ。足の指まで使ふ。
「天の川」はパプア・ニュー・ギニア。うんと長い紐で。くりかえしが多くてむづかしい。
いや、「天の川」だけぢゃなく、どれもこれもわたしには無理。しかし、さういう遊びをしてゐる遠い国の子供たちのことを思ふと、いい気持ちになる。

 まさかである。芥川賞作家の丸谷才一氏があやとりに興味を持ち「あやとり入門」を大事にしているとのコメントに驚いた。「どれもこれもわたしには無理。」ということは、おそらく挑戦をして上手くできなかったものと思う。私は誰でもあやとりが出来るように作り方を書いたつもりでいたのだが、優しく伝えることは大変難しいと思った。それにしても、私にとっては最大の褒め言葉である。

 「さういう遊びをしてゐる遠い国の子供たちのことを思うといい気持ちになる。」

 この気持ちあたりを、生前にお会いしてゆっくりお話がしたかった。
表紙カバーで、天の川の綾とりの図を見事に再現していた和田誠氏には敬服する。
たかが「あやとり」されど「あやとり」・・・。 

 「綾とりで天の川」の解説者高島俊男氏(エッセイスト)によると、丸谷才一氏を次のように感じつぶやいている。

 「勉強を支えるものは、体力である。無気力も必要だけれど、これもそのもとは体力だ。それともう一つ、世のなかのいろんなこと――ミイラでもネアンデルタール人でも映画でもプロ野球でも、とにかくいろんなこと――に対する、生き生きした、子供のような興味が大事だね。それだって、そのエネルギーの基礎は体力です。
 だから小生「体力だなあ」と嘆声を発するワケ。丸谷才一は体力の人である、といっても万々見損じはない。」

 私も子どものことを思い、子どものように興味を持って、いつまでも続けられる体力をつけ、いい気持ちになりたいと願っている。

2015年6月20日 (土)

「ありんこと遊ぶかい?」とは

 「ありんこと遊ぶかい?」は2004年に川崎のさぎぬま幼稚園の会場をお借りして、私(有木昭久)が不定期に「もっと子どもの遊びを知りたい」「私と遊びたい人」に声をかけ集まった仲間たちの「グループ」に、伝承遊び・創作遊び・あやとり・手作りおもちゃ等を伝えています。また時には私の友人を講師としてお呼びしています。 

 主な参加者は、幼稚園や保育園の先生・児童館職員・野外活動家・レクリーダー・絵画・歌・おもちゃ作りをしている人・学生など子どもの遊びに興味を持っている人で、年齢は20歳代から60歳代の男女20名から40名です。

 下記は11年目となった「56回ありんこと遊ぶかい?」の遊びの一例です。

———————————————————————————

「56回ありんこと遊ぶかい?」

 江戸時代に、手・指を使った手芸(てげい)と呼ばれた遊びを、庶民が競って創りました。今回は「江戸時代の手芸」を中心に行いました。手の芸術!「カエル」は今でも人気のある手芸で、オスガエル・メスガエルなどがあり「河童」は二人の共同作業による手芸、横から見ると正にそのように見えます。指相撲はTVのCMから子どもが創ったものですがなかなかの傑作です。

 皆さんは手芸を知っていましたか。又 どんな手遊び・指遊びをしましたか?1時間45分の予定が2時間になるほど、熱く燃えました。

講師:有木昭久

日時:2015423日(木)

場所:さぎぬま幼稚園ホール  

参加人数:30

参加対象:幼稚園・子どもに関わる仕事をしている人

テーマ:手遊び・遊び歌

遊びの内容(実技)

*手芸(江戸時代)、カエル、河童、お風呂(段々湯・座敷湯)、出せほせ唐笠、

 サザエの壺焼き、火事だ、カニの動き、高たか指、この指だーれ、不思議な手 

*グーチョキパーで遊びましょう(グー・グー)、拳骨重ねて力くらべ、

 指相撲(1・2・3・4・ごくろうさん・6・7・はっきり・くっきり・東芝さん)親指・小指

 両手・両足へと展開、チェックリック(お料理をつくる)

*キャンプソング、ジェスチャーソング(話し)、

 手遊び、手遊び歌、指遊び手遊び、遊び歌、わらべ歌、身振りソング 

*参加者の遊び歌・手作り紙飛行機の発表製作

(参考文献 「伝承・創作指遊び・手遊び」有木昭久・三宅邦夫・山崎治美共著)

2015年6月18日 (木)

「遊び万華鏡」とは?

万華鏡を覗くと千変万化する形を見ていて心が躍る。

子どもの遊びも万華鏡のように千変万化する。

しかし、昨今は遊べない子どもの出現やら運動能力の低下が叫ばれている。

子どもにとって一番大切な遊びを、今一度考えたいと思う。

「遊び万華鏡」では、下記の研究項目に沿って、不定期で研究実践の報告をします。

ご感想やご意見をお聞かせください。

 

 

研究項目

 

伝承遊びの研究

  

  1、何故今まで伝承されてきたのか?

 

  2、何故消えてしまったのか?

 

  3、その理由と今後について有効な方法を具体的に多方面より考察し

    「遊び宇宙の万華鏡」を伝えます。

 

4、伝承遊びの実践研究報告

 

創作遊びの研究

 

1、 新しい遊びの構築「一つの遊びを100考える」を提案  

 

  2、創作遊びの実践研究報告

 

野遊び 

 

  1、草花遊びの実践研究報告        

 

遊びの本や遊びの情報を紹介